[PR]

 出水市で大塚璃愛來(りあら)ちゃん(4)が死亡し、母親の交際相手の男が暴行容疑で逮捕された事件をめぐり、同市の椎木伸一市長は12日、事件前の市の対応について不十分だったと認め、再発防止と虐待事案などへの対応の見直しを急ぐ考えを強調した。

 椎木市長がこの日、市議会全員協議会で、再発防止策の柱として発表したのが「安心サポートセンター」(仮称)の新設。保健福祉部にある各種相談窓口などに寄せられる虐待情報を、児童だけでなく高齢者や障害者に対する情報も一括して扱い、より専門的な判断を素早く下せるようにするのが狙い。

 課長級をトップに5~6人態勢を想定し、児童虐待の専門職経験者や警察OBを配置。庁内の情報共有や意思決定までの判断のスピードアップを図るだけでなく、関係機関との連携も図るという。

 同市の一連の対応に関しては、厚生労働省などによる検証作業が進められる。椎木市長は「二度とこういうことを起こしてはならない」と述べ、市独自の取り組みとなる新組織の立ち上げについて「中身の充実、拡充を今後図っていく」と語り、月内の発足を目指すという。(城戸康秀)