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 東京都は12日、小池百合子知事が今月から来月にかけて都内の全区市町村長を対象に、個別に政策要望を聴く意見交換会を開くと発表した。例年は地域ごとに分かれて集団で行うことが多く、全首長を対象とした「個別会談」は異例。来夏の知事選に向け、区市町村長との距離を縮めたい知事の意向もあるとみられる。

 都によると、知事側と区市町村長側との会談は昨年度までは、年明けに、23区でつくる特別区長会などを通じて会議形式で行われることが多かった。ただ今年度は年内をめどに取りまとめる都の長期戦略に首長らの意見を採り入れるため、時期を早めた。さらに「詳細な要望を聴きたい」として、個別で面談したい意向を各首長に伝えたという。

 小池氏が初当選した2016年の知事選では、都内の多くの区市町村長が自民などが推薦する候補を支援していた。来夏に予定される知事選を前に、今回の個別面談で距離のある首長との関係を構築したい意向があるとみられる。

 意見交換会は今月19日から来月21日にかけて実施する予定だが、杉並区からは辞退する意向が示されているという。(長野佑介)