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 象潟(きさかた)生まれ、象潟育ち。80年間を過ごす地元をより広く伝えようと、10年ほど前から象潟の「ボランティア案内人」を務める。ガイドの拠点にする蚶満寺(かんまんじ)は、かつて松尾芭蕉も訪れた。

 にかほ市象潟は、和歌に詠まれる歌枕として知られ、芭蕉の「奥の細道」では「松島は笑ふが如(ごと)く、象潟はうらむがごとし」と、日本三景の松島(宮城)と比較された景勝地だ。水面に無数の島が浮かぶ「九十九島」の風景は、大地震で入り江が隆起して失われてしまったが、鳥海山のふもとに広がる田園風景や、芭蕉らの足跡を求め、今も多くの人が訪れる。

 来訪者の情報を記録し始めてから5年、46都道府県からの客を案内した。残るは鳥取県だけ。「鳥取の人と会えたらそれはうれしいよねえ」

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