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 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で、企画展の実行委員会は13日、大村秀章・愛知県知事が会長を務める芸術祭実行委に展示再開を求める仮処分を名古屋地裁に申し立てた。「思想信条や表現の自由が侵害された」と訴え、「損害賠償や責任追及ではなく、何より再開を求める。適切な対策をとれば再開できることを裁判官に示したい」と話している。

 企画展実行委の代理人、中谷雄二弁護士は、河村たかし・名古屋市長の撤去を求める抗議文や、菅義偉官房長官の補助金交付に関する発言の後に展示中止になった事案だと指摘。「作家の作品は『検閲』を受け、表現の自由が侵害されたのは明らか。一刻も早く再開されなければならない」と訴えた。

 作品出品契約に基づき、正当な理由がないのに展示を中止されない権利があるとして、10月14日まで展示する契約が履行されていないと説明。また、芸術祭実行委側は十分な警備対策を講じていなかった、としている。

 芸術祭は8月1日に始まったが、企画展はテロ予告や脅迫を含む抗議を受け、3日間で中止に。企画展実行委は、大村知事に再開に向けた協議を申し込んだが、応じていないという。

 会見で、企画展実行委の岡本有…

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