佐藤圭司
師匠が弟子に勝って、昇段を果たす――。そんな珍しい出来事がプロ将棋界で起きた。
舞台は、第78期将棋名人戦・B級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)5回戦の斎藤慎太郎王座(26)と畠山鎮(まもる)七段(50)の一戦。大阪市福島区の関西将棋会館で12日午前10時に始まった対局は、両者、6時間の持ち時間をほぼ使い果たす大熱戦となり、翌13日午前1時02分に終局。「師匠」の畠山七段が「弟子」の斎藤王座に158手で勝利。この勝利で畠山七段は、七段昇段後公式戦190勝という昇段規定を満たし、八段昇段を果たした。
終局後、畠山新八段は取材に対し、「(自分の八段昇段がかかった一局になって)斎藤王座には(余計な気を使わせるかもしれず)申し訳ないと思っていたが、こういう巡り合わせなんだと思っていました。斎藤王座に勝っての八段は、非常に価値があると思います」と話した。
一方の斎藤王座は「(師匠の八…
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