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 多くの女性との交際遍歴から「紀州のドン・ファン」とも呼ばれ、昨年5月に急性覚醒剤中毒で急死した和歌山県田辺市の会社社長野崎幸助さん(当時77)の遺産について、田辺市は13日、同市に全財産を寄付するとした「遺言書」にもとづき、受け取る方針を固めたと明らかにした。

 遺産は約3億円の預貯金や約9億8千万円分の有価証券などで、約13億円に上るという。土地や建物、絵画などもあるが、評価額は公表していない。野崎さんの妻は遺産の一部を受け取る権利が法律で認められており、市は財産分割の協議に入る。

 野崎さんの死後、自身で書いたとされる「遺言書」の存在が明らかになっていた。市によると昨年9月、和歌山家庭裁判所田辺支部で、文書が形式的要件を満たしているとの判断が示された。市は相続財産管理人の選任を申し立て、財産の内容を確認。寄付を受けるための弁護士費用など関連費用として、計約6500万円を補正予算案に計上した。

 一部遺族から「遺言書」を無効…

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