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 台風15号の影響で停電や断水が続く千葉県では、今も130以上の小中学校や特別支援学校が休校している。「友達と遊びたい」「部活をしたい」。子どもたちはストレスを感じながら、再び登校できる日を待ちわびている。

 13日昼、千葉県八街市役所。「早く学校に行ってみんなと遊びたい」。家族とブルーシート配布の列に並んだ千葉県八街市の小学4年上野柚乃さん(9)は、そう話した。

 自宅は台風の強風で天井の一部が飛ばされ、停電が3日ほど続いた。犬の散歩で友達と会うたびに、学校に行きたい思いが募る。気がかりは10月の運動会で披露するダンスのことだ。「早く登校して、クラスのみんなとダンスの動きを合わせたい」という。

 県立市原高校2年の相川祐稀さん(16)は、強風で自宅の雨どいが壊れて廊下が浸水した。学校も9日から休校し、今は毎日、祖父の啓治さん(69)らと家の修理に忙しい。学校では野球部員。台風が来る前の秋季大会では惜しくも負けてしまった。「早く学校で練習がしたい。こんな生活が何日も続くのは最悪だ」と嘆いた。

 休校が続く市原高では13日、教員たちが散乱した木の枝やガラスの片付けに追われていた。12日には生徒数人が手伝った。農業科の実習助手、秋葉正雄さん(60)は「早く学校が再開すれば、と自主的に集まってくれた」と目を細める。同校の生徒は千葉市や茂原市からも通い、約6割が利用する小湊鉄道が運行しないと再開できない。再開は早くて17日以降という。

 長引く休校や避難生活は、子どもたちのストレスになっている。

 12日夜、市原市養老の避難所で妹(5)に絵本の読み聞かせをしていた高1の女子生徒(15)は「避難所だと、人が気になって集中できない」と漏らした。台風の通過後、自宅は停電が続いてエアコンが使えず、蒸し風呂状態だった。携帯電話の電波状況も悪く、9日から家族6人で避難所に身を寄せた。

 学校が休校になり、13日からの定期試験は24日にずれこんだ。「理系科目が苦手だが、学校がないから先生にも友達にも質問できない。学校に行きたい」。母親(43)は「娘は体調も崩した。(避難生活が)ストレスになっている部分があるのかも」と話した。

 山武市の小3宮島和暉くん(9)の自宅は13日朝の時点でも、停電と断水が続いていた。エアコンにあたり、携帯電話を充電するため、家族と充電スペースがある市の施設にやってきた。自宅ではあまりの暑さに「死んじゃうかもしれない」と思い、夜になると「明日が怖い」と泣いていたという。この日は充電スペースで友達とゲームで遊び、笑顔を見せた。「早く学校に行って、みんなと校庭でドッジボールをしたい」と話した。(佐藤瑞季、上田雅文)

■文科省「被害8都県106…

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