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 東京五輪の代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、東京都内であり、安川電機の中本健太郎選手(36)は2時間12分46秒で8位だった。代表が確実となる2位以内には入れなかったが、パブリックビューイングが開かれた北九州市八幡西区の同社本社では後輩や同僚約100人が大きな声援を送った。

 中本選手は山口県出身。拓殖大で箱根駅伝を経験し、2012年のロンドン五輪では6位。11、13、17年の世界陸上競技選手権にも出場した。今大会の出場選手の中では最年長のベテランだ。

 同社では、同僚らが「Road to TOKYO2020」と書かれた青いTシャツを着て応援。中本選手の姿が中継の画面に映るたび「ナカモト」コールが起こり、31キロを過ぎたころに2位集団のトップに躍り出ると拍手喝采。終盤の上り坂で引き離されたものの、「かっこよすぎる」といった声があがった。

 中本選手が主将を務める同社陸上部の高橋尚弥副主将(26)は「抜ききれなかったのは悔しいが、勝ちパターンだった。年齢からしたら驚異的。自分たちも負けていられないと思った」。同僚の白木洋一さん(56)は「中本らしいねばりの走り。まだ可能性はあるので頑張ってほしい」と話した。(狩野浩平)