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 野党共闘を訴える共産党の志位和夫委員長は15日、同党との連携に否定的な連合に対し、「私たちとしては、協力していくことを強く願っている」とラブコールを送った。立憲民主党や国民民主党の最大の支持団体である連合と、共産は伝統的に距離があり、両者の連携実現を共闘のカギの一つとみるからだ。

 党本部で開かれた党中央委員会総会の際、記者団に語った。志位氏の念頭にあったのは連合の神津里季生(りきお)会長の12日の発言。共産も含めた「野党連合政権」構想について、「基本的な目指す国家像が全く違う。立憲や国民と一つの政権を担うのは、理屈の上ではあり得ない」と否定的な考えを示したものだった。

 志位氏は連合との関係について、労働問題を例に「当面の課題では一致する点がたくさんある」と指摘。「先々の問題は立場が違っても協力して選挙を戦っていきたい」と語った。

 共産は総会で、来年1月14日に党大会を開くことを決定。綱領改定も議題になる予定だが、志位氏は「社会主義、共産主義(の社会を目指す)という大目標は、今の筋を引き続き堅持して頑張る」と述べた。