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 18金でつくられた「黄金のトイレ」が14日未明、英国の世界遺産でチャーチル元首相の生家のブレナム宮殿から盗まれた。事件に関連して66歳の男が逮捕されたが、トイレはまだ見つかっていないという。

 英BBCによると、同日午前5時前、何者かが宮殿に押し入り、建物に固定されていたトイレを盗んだ。配管がなされていたため、周辺は水浸しになった。

 英紙デイリー・テレグラフは、宮殿責任者の話として、トイレは480万ポンド(約6億5千万円)相当だと伝えた。

 ブレナム宮殿は人気の観光名所で、トイレは12日に始まったイタリアの芸術家による美術展の展示作品だった。「アメリカ」と名付けられ、過剰な富を批判した作品とされる。2017年、ニューヨークの美術館がトランプ米大統領側から「ホワイトハウスに飾るためにゴッホの絵を借りたい」との要請を受けた際、断る代わりにこのトイレの貸し出しを提案したと報じられ、話題になった。(ロンドン=下司佳代子)