離脱「信じてもいない」 英元首相、ジョンソン氏を批判
ロンドン=下司佳代子
英国のキャメロン元首相が、2016年の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱派キャンペーンを率いたジョンソン現首相について、「自分の政治キャリアのために信じてもいない離脱の支持に回った」と批判し、波紋を広げている。
キャメロン氏は国民投票で、残留派を率いたが48%対52%で離脱派に敗れ、辞任した。19日に自伝が発売されるのを前に、その一部を15日付の英紙サンデー・タイムズが報じた。
キャメロン氏は国民投票前、ジョンソン氏に重要ポストの国防相就任を持ちかけ、残留を支持するよう説得したが、失敗したと明かした。
その上で、ジョンソン氏自身…