[PR]

 プロ野球の広島で昨季まで7年間プレーしたブラッド・エルドレッド(39)が15日、マツダスタジアムでのナイター(広島―ヤクルト)後に引退セレモニーを行う。試合前には打撃練習に登場し、元本塁打王の実力を見せた。

 午後3時半過ぎ。4番鈴木が「エルドレッド選手が打撃練習をします。よそ見をせずに打球にしっかりご注目下さい。ものすごく恐ろしい打球が襲うかもしれません」とあいさつし、打撃練習がスタート。菊池涼やジョンソンら元同僚が見守る中、エルドレッドは30球を打ち返した。左翼席に1本のアーチをかけた。

 エルドレッドは「練習でも楽しくやるのがこのチームの特徴。今日もそうなって良かった。ホームランを1本は必ず打ってやろう、打たない限りケージから出ないと思っていた」と汗をぬぐった。

 プロ野球通算133本塁打を記録した背番号「55」。広島が初めてクライマックスシリーズ進出を決めた2013年9月25日の中日戦で、決勝の2点本塁打を放った。14年には、リーグ首位で突入した交流戦でチームが大苦戦した際、連敗を9で止める一発を放ったのもエルドレッドだった。

 7年間の在籍は、広島の外国人助っ人では最長。球場まで「ママチャリ」で通勤する姿がファンの間ではおなじみで、メガネ店のイメージキャラクターに起用されるなど愛された。

 エルドレッドは今後、広島の駐米スカウトになる。「タレントのそろった選手ということだけでなく、日本で長年プレーしたいという選手を探していきたい」と意気込みを語った。試合後には直接、ファンに感謝の言葉を伝える。(藤田絢子)

こんなニュースも