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 15日にあった東京五輪のマラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」=日本陸連主催、朝日新聞社など共催=。沿道は、出場選手の所属企業や出身地から来た応援団など観衆で切れ目なく埋め尽くされた。その数は主催者発表で実に52万5千人。「応援がすごくて諦めるわけにはいかなかった」とレース後、何人もの選手が口にした。選手の人数だけでいえば、たかだか40人の大会だ。それでも都民は都心の交通規制を受け入れ、感動的な勝負を後押しした。

 MGCという初めての仕組みを「ここまでは大成功」と日本陸連の尾県貢専務理事は話す。一発勝負の緊張感の中での戦いは「選手を成長させ、強化につながる」と瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー。マラソンに挑む選手は増え、選考法としても透明性が高まった。強化と選考が連動した形ができた。

 だが、今後はどうなるのだろうか。地元開催の五輪選考という例外的なケースだからこそ、都民もスポンサーもメディアも賛同し、協力した。次の2024年パリ五輪の代表選考は当然ながら、これほど大がかりにはできない。世界選手権代表選考もまたしかりだ。

 「MGCと全く同じ条件にはで…

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