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 1959年9月の伊勢湾台風では、米軍による救援活動もあった。当時、名古屋周辺で住民の救助に携わった元米兵の男性は「あの光景や音は、永遠に私の記憶に刻み込まれている」と60年前の様子を語る。

 男性は、カリフォルニア州在住のジョージ・シーモアさん(80)。米海軍の空母キアサージの乗組員だった。空母に搭載されたヘリコプターに乗り、ソナーで潜水艦などを探知するのが任務。高校を卒業し、志願して入隊したばかりだった。

 米海軍やシーモアさんによると、空母キアサージは59年9月初旬、訓練航海のためにカリフォルニア州のロングビーチを出発。ハワイを経由して、横須賀を目指す予定だった。

 しかし、伊勢湾台風が9月26日に紀伊半島へ上陸、東海地方を中心に高潮や河川の氾濫(はんらん)などで大きな被害をもたらした。太平洋地域などを管轄する米海軍第7艦隊からの要請で、キアサージは急きょ行き先を被害が大きかった名古屋に変更。空母から航空機で医療救援チームを現地に派遣し、30日に到着した。

 シーモアさんによると、空母は直接港に近づけなかったため、岸の手前で停泊。艦載のヘリコプターに操縦士と副操縦士、乗員の計3人が乗って救助に向かった。シーモアさんはヘリ後方に乗り、上空から被災した街を見た。「船が打ち上げられ、家が傾き、臭いがすさまじかった」と振り返る。

 名古屋周辺の街は水につかり、…

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