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 政府は、アジア開発銀行(ADB)の次期総裁候補として、財務省の前財務官の浅川雅嗣(まさつぐ)氏(61)を擁立する方針を固めた。2013年から総裁職にある中尾武彦氏(63)が近く退任の意向を示す見通しで、年内にも新総裁を選ぶ選挙の手続きに入る。アジアインフラ投資銀行(AIIB)が台頭する中、政府は国際的にも知名度の高い浅川氏を早期に起用し、ADBの存在感を維持したい考えだ。

 ADBはアジア・太平洋地域の開発金融機関として1966年に設立された。貧困削減や経済成長を図るため、加盟国に低利で融資している。日本が先頭に立って設立し、米国と並ぶ最大の出資国だ。68カ国・地域が加盟するが、歴代総裁9人は全て日本人で、日本が主導する唯一の国際金融機関となっている。

 新総裁候補の浅川氏は81年に大蔵省(現財務省)に入省。15年7月に事務方ナンバー2で、国際金融政策を取り仕切る財務官となった。麻生太郎財務相の信頼が厚く、今年7月で退官するまでの在職期間4年は、今の財務官制度が発足した68年以降で歴代最長だった。

 経済協力開発機構(OECD)の租税委員会議長として多国籍企業の課税逃れ防止策をまとめあげた手腕は国際的にも知られる。政府内には「他に適任がいない」との声がある。

 ADBの総裁は選挙で選ばれ、…

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