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 太平洋の島国ソロモン諸島は16日、台湾と外交関係を断絶し、中国と国交を結ぶ方針を決めた。米国が引き留めを図っていたが、中国からの経済支援への期待を優先した。2016年に蔡英文(ツァイインウェン)総統が就任して以来、台湾が断交されるのは6カ国目で、関係を維持しているのは16カ国となる。

 ソロモンは、今年4月の総選挙後に発足したソガバレ政権が設けた特別調査チームが外交関係の見直しを検討。報告書で中国の「一帯一路」構想によるインフラ整備などに触れ、中国が建国70周年を迎える10月1日を前に外交関係を乗り換えるよう提言していた。

 ソロモンの方針を受け、台湾は16日夜、断交を正式表明した。会見した台湾の呉釗燮(ウーチャオシエ)外交部長(外相)は「台湾とソロモンの36年間の協力関係を一顧だにしない誠意の無い決定だ」と批判。蔡氏も緊急会見し、中国政府が「金銭や政治的圧力で台湾人の国際空間を圧迫している」と訴えた。台湾では来年1月、蔡氏が再選を目指す総統選があり、蔡政権下で悪化した中台関係は争点の一つ。断交を受けて、野党側は蔡氏への批判を強める構えだ。中国側も台湾の外交関係の切り崩しを図ることで、台湾世論を揺さぶる狙いがあるとみられる。

 ソロモンには、米国家安全保障…

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