九大教授が時空を越え「インタビュー」 その相手は……

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上林格
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 物言わぬ歴代教授の肖像画を相手に、現役の教授らが大まじめに「対話」する――。そんな映像作品が、福岡市東区の九州大箱崎キャンパス跡地で公開されている。すでに伊都キャンパス(福岡市西区)に移転したが、箱崎キャンパスの記憶を残し、表現しようと企画された。

 びっしりと蔵書が並ぶ研究室。椅子に鎮座した仏文学者成瀬正一(1892~1936)の肖像画に、高木信宏教授(仏文学)が向き合い、「はじめまして」とインタビューを始めた。

 成瀬は東大在学中、芥川龍之介らと第4次「新思潮」を創刊。第1次世界大戦中、渡欧してスイスに亡命中の作家ロマン・ロランに会う。審美眼も備え、「松方コレクション」で知られる美術コレクター松方幸次郎の収集購入に協力。画家クロード・モネとも親交を深めた。九州帝国大学教授を務めたが、43歳の若さで亡くなった。

 高木教授は成瀬の業績を取り…

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