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 自宅で暮らす高齢者をみとる医師らの活動に密着したドキュメンタリー映画「人生をしまう時間(とき)」が21日からの東京を皮切りに、全国で公開される。昨年テレビで放送されて大きな反響を呼んだNHK番組の再編集。住み慣れた家で息を引き取る人々やその家族、支え手たちの姿をカメラが丹念に追った。多死社会が迫る今、自分や家族の最期を考える人たちの心に響く作品だ。

 舞台は埼玉県新座市。冒頭、ストレッチャーに乗った91歳の女性が民家へ運ばれていく。死期が迫って病院から自宅に戻った女性は、次の場面でもう動かない。ベッドを囲む子どもや孫が語りかけるなか、医師は亡くなった女性の口から酸素マスクを外す。

 そんな「在宅死」を支えるのが地元の堀ノ内病院の小堀鷗一郎さん(81)ら医師のほか、看護師やケアマネジャーなどで構成される訪問診療チームだ。麻の白いジャケットの小堀さんは自ら軽自動車を運転して往診し、患者宅に着くや自分用の折りたたみ椅子を小脇に抱えて部屋に入る。映画では、全盲の47歳の娘と2人で暮らす末期肺がんの84歳の男性に「診察じゃなくて顔を見にきた」と語りかけるなど、老医師ならではの声かけや気さくな人柄が描かれる。

 森鷗外の孫に生まれ、かつては…

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