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 絶滅の危険にある動物を爪につけるネイルのチップの上に描いた作品展「RED いま、消えゆく動物たち」が10月4日、奈良県生駒市のスターバックス北生駒ならやま大通り店で開かれる。氷上のホッキョクグマや密林のマウンテンゴリラなど国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに分類される15種類の動物たちが描かれた約50枚のチップが展示される。

 野生動物の保護について知るきっかけになってほしいと生駒市のネイルアーティスト中野千穂さん(32)が制作した。専用の塗料を使い、細い筆で幅1センチ、長さ9~13センチのチップ上に一つずつ描いた。ホッキョクグマの毛並みは本物さながらの色や質感を出すため、白やベージュ、茶や灰色など15種類の色を重ね塗りした。

 動物好きの家族が趣味でワニやイグアナ、リスザルやヤギを飼い、動物に囲まれて育った中野さん。中学2年生の時にはお年玉をためて自身もプレーリードッグを飼い始めた。

 ただ、2014年にネイルアーティストとして働き始めてから、プレーリードッグの2種がレッドリストに分類されていることを知った。「自分にできることを考えたとき、ネイルを使って現状を発信できないかと思いました」。野生動物をモチーフにしたネイルを描き、写真をSNSに投稿し始めた。

 展示ではスマートフォンのカメラをネイルにかざすと、描かれた動物の特徴や絶滅危惧の現状が画面に映し出される演出も予定している。「身近なネイルを通して、普段はなかなか考えない絶滅危惧の動物について考えるきっかけになればうれしい」

 問い合わせは中野さん(090・5363・0305)。(福岡龍一郎)