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 戦国武将の明智光秀が築いた福知山城(京都府福知山市)で17日、オーストラリア・ビクトリア州からやってきた生徒ら12人が「一日城主」を体験した。サムライに憧れていた生徒らは、丹波福知山手づくり甲冑(かっちゅう)隊が用意した甲冑などに身を固め、興奮気味だった。

 市が天守閣を開放するアイデアを募り、日本では中学3年にあたる11人と高校2年生にあたる1人が応募した。みな日本語を学んでいるという。

 本丸広場で任命式があり、午前中に訪れた大江中学の1年生25人も出席。大橋一夫市長が「日本や福知山の文化に触れ、その印象を伝えて下さい」と任命状を手渡した。一行を代表して、打ち掛け姿のクレア・アダムさん(16)と甲冑姿のエイデン・プリンズさん(15)が英語と日本語で、「機会を与えていただいたことを感謝しています」と述べた。

 一行は天守閣の最上階に上がり、明智光秀の人物像や福知山に残した功績などの説明を受けた。茶道や琴、城を築く際の石材などを運ぶ所作が起源と伝わる福知山踊りも体験した。プリンズさんは「オーストラリアに比べ歴史が長い日本に興味を持った。一日城主になれたことを光栄に思う」と話した。(横山健彦)