【動画】地域の住民たちが見守る中、海へ旅立つアカウミガメ=寿柳聡撮影
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 大分県津久見市四浦の高浜海水浴場で16日夜、生まれたばかりのアカウミガメの赤ちゃんの放流会があった。高浜地区での放流会は3年ぶり。保護活動をしている地域住民らが「大きくなって帰ってきて」と願いながら、市内の子どもたちと海に送り出した。

 住民らは7月24日に同海水浴場で産卵を確認。卵は114個あり、台風の時期には一時的に公民館で保護し、埋め戻すなどして孵化(ふか)を待った。16日朝に孵化を確認。一部は自力で海に旅立っていった。

 同日夜には、甲羅の長さ5センチほどの赤ちゃん約50匹を放流。子どもたちは、海の方向にある照明の光を手がかりに懸命に歩く赤ちゃんたちに、「頑張れ、頑張れ」と声をかけていた。

 四浦6区の成松親善区長(69)が子どもの頃には、高浜でもひと夏に3~5回の産卵があったという。「浜で涼みながら寝ていると、体のそばを赤ちゃんが一斉に歩いていった。最近の研究では、15年くらい後に浜に帰ってくることもあるそう。元気に帰ってきてほしい」と話していた。(寿柳聡)