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 大阪府堺市の病院の精神科病棟を舞台に、長期入院の患者と看護師が沖縄旅行を実現させる様子を追ったドキュメンタリー映画「オキナワへいこう」が22日、岡山市北区駅元町の岡山シティミュージアムで上映される。

 1人の入院患者が「一生に一度は沖縄へ行ってみたい」と夢を語ったことをきっかけに、外泊経験のない長期入院患者数人が参加を希望。主治医の許可が下りなかったり、言い出した本人が計画の具体化に戸惑ったりと曲折がありながらも、看護師らの協力を得て患者2人が旅行を実現させる。旅を通じ変わっていく患者の姿をユーモアも交えて描く。

 岐阜県旧徳山村や熊本県五木村などのダムに沈む村や東日本大震災の被災地を写真に収めてきた大西暢夫さん(51)が2016~18年に撮影。大阪で8月末から劇場公開されたほか各地で自主上映されている。大西さんは「社会から隔離されているような精神科の長期入院患者のことを知ってほしい。作中で3人の患者が旅行を断念するが、そこに抱くはずの疑問を大切にしてほしい」と話す。

 午前10時半、午後1時半の2回。2回目終了後に大西さんのトークがある。一般1200円、障害のある人600円。問い合わせはタンポポの会(086・253・8878)。(菅野みゆき)