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 タイ北部のチェンマイ動物園の人気者だった雄のパンダ「チュワンチュワン」が16日夕、急死した。動物園が17日に発表した。19歳だった。中国から「友好の証し」としてタイに貸し出された初めてのパンダだった。

 動物園によると、チュワンチュワンは竹を食べた後、ふらふらと歩き、突然倒れて息をしなくなったという。中国から獣医師が来て、死因を調べる。パンダの寿命は野生で15~20年ほどとされ、飼育下では30年以上生きることもある。

 チュワンチュワンは2003年、雌のリンフイとともに中国から貸し出された。09年には人工授精で雌の赤ちゃんリンピンが生まれ、動物園の客は例年の3倍に増えた。

 友好ムードづくりにパンダを起用する手法は中国の「パンダ外交」とも呼ばれ、現在は世界各国に約70頭が貸し出されている。所有権は中国にあり、国によって条件は違うものの、借り受け国は年に100万ドル(約1億1千万円)前後を払っている。生まれた子供は数年で返す約束だという。(バンコク=乗京真知、吉岡桂子

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