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 かつて「サッカー王国」と言われた静岡が低迷している。県勢は高校選手権で23年間優勝がなく、J1磐田と清水はともに降格を経験、タイトルからも9年間遠ざかる。県協会は王国復活に向けて育成世代の新たな強化計画を立ち上げた。

 今月14日、リーグ最下位のJ1磐田が敵地で臨んだ川崎戦。0―2で完敗すると、サポーターから大きなブーイングが浴びせられた。2013年以来のJ2降格が現実味を帯びる。現役時代にDFとしてJ1優勝に貢献した田中誠コーチは「華麗なパスワークからゴールを目指すという磐田の形は見えなくなってしまっている」。

 J1清水も15年に降格を経験した。大榎克己GMは「王国というイメージはだいぶ薄くなっている。昔そういう時代があったね、という感じ」と話す。

 磐田は02年までにJ1を3度制した。当時は名波浩や中山雅史、藤田俊哉、高原直泰ら日本代表にも選ばれた主力の多くが県出身だった。清水も、クラブ初タイトルとなるナビスコ杯を獲得した1996年には「清水三羽がらす」と呼ばれた大榎、長谷川健太、堀池巧がいた。この3人は清水東高で日本一となり、代表にも名を連ねた。静岡の2クラブが獲得したタイトルは、磐田の10年ナビスコ杯が最後だ。

 高い技術をもった静岡出身の選手たちが、地元でプロになって活躍する。そうして磐田や清水はタイトルを重ねてきたが、近年は育成年代の不振がプロにも波及しているようだ。

■深刻なの…

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