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 79歳の女性。8年ほど前から目の間などに「ブツブツ」が出始め、最近はほおからあご、首にかけて増えています。「稗粒腫(はいりゅうしゅ)」と診断され、保湿クリームを塗っていますが、改善しません。痛みやかゆみはないです。よい治療法はないでしょうか。(茨城県・K)

拡大する写真・図版林伸和(はやし・のぶかず)さん、虎の門病院皮膚科部長=東京都港区

【答える人】林伸和(はやし・のぶかず)さん 虎の門病院皮膚科部長=東京都港区

 Q 「稗粒腫」とはどんな病気でしょうか。

 A 皮膚の表面に直径1ミリくらいの稗(ひえ)のような白い粒の「ブツブツ」ができる病気です。皮膚のあか(角質)がたまってできる「粉瘤(ふんりゅう)(アテローム)」の一種です。稗粒腫は、粉瘤よりも皮膚の浅いところに小さな袋ができるのが特徴です。目の周りにできることが多いです。男性よりも女性の方ができやすく、高齢者だけでなく若い人にもできます。

 Q 原因は。

 A やけどや擦り傷などをした場所にできることがあるため、けがが治る過程でできる、とする考えがあります。先天的な要因でできるものもあります。

 Q 痛みはないそうです。そのままにしても大丈夫ですか。

 A 放っておいても害はありません。ただ、数が増えることはありますので、見た目が気になる方には治療をすすめています。

 Q どんな治療法がありますか。

 A 注射針の先端で小さな穴をあけて切開し、内容物を押し出します。簡単な処置で、痛みも軽度です。

 Q 他に顔にできるブツブツにはどんなものがあるのでしょうか。

 A 「顔面播種(はしゅ)状粟粒(ぞくりゅう)性狼瘡(ろうそう)」という病気があります。目の周りなどにでき、稗粒腫に比べて一回り粒が大きく、押しても中から何も出ません。免疫異常による肉芽種で、飲み薬で治療します。

 「コメド」と呼ばれる白いニキビもあります。ニキビは、ほおや額などの皮脂の分泌が多いところにでき、炎症を起こして赤くなったり、うんだりします。

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