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 集英社、KADOKAWA、講談社、小学館の出版大手4社が、漫画の無断公開をしたとして海賊版サイトの運営者に損害賠償請求や運営者情報の開示などを求めて、米ニューヨーク南部地区連邦地裁に提訴したことがわかった。提訴は4日付。4社は、同様の海賊版サイトで現在は閉鎖されている「漫画村」の「後継サイト」と位置づけている。この海賊版サイトは17日現在、つながらない状態になっている。

 訴えによると、新たな海賊版サイトは、フィリピンで拘束された「漫画村」の元運営者とされる星野路実容疑者の名前を冠した「星のロミ」。9万3千冊以上の漫画や小説を無断で掲載したと主張している。同サイトは日本語で運営されていたが、米国企業のプロバイダーを利用していることなどを理由に、4社は米国で提訴したという。

 小学館によると、「星のロミ」は5月下旬に開設され、月間アクセス数を3千万台にまで拡大させていたという。同社は「昨年4月に閉鎖された『漫画村』以後、もっとも悪質な海賊版サイト」と位置づけ、海賊版サイトに対して「今後も断固たる態度で対応して参ります」とコメントした。

 集英社も「第2の『漫画村』となりつつあった悪質な海賊版サイト」として、「著者が心血を注いで作り上げた作品を守るため、今後も断固とした措置をとって参ります。海賊版サイトの抑え込みには、アクセスしないなど、読者の方々はじめ、みなさまのご協力が必要です」とコメントを出した。(宮田裕介)