宮内庁は18日、11月の大嘗祭(だいじょうさい)で使う米を収穫する「斎田(さいでん)」について、栃木県高根沢町の農業石塚毅男さん(55)、京都府南丹市の氷所生産組合代表中川久夫さん(75)がそれぞれ耕作する田んぼに決まったと発表した。栃木県からは「とちぎの星」、京都府からは「キヌヒカリ」が、精米180キロ、玄米7・5キロ分納品される。

 二つの地方に斎田を置き、それぞれを「悠紀(ゆき)」の地方(国)、「主基(すき)」の地方(国)と呼ぶのが古くからのならわし。5月に皇居内で行われた占いで、悠紀地方には栃木県が、主基地方には京都府が選ばれた。同庁は今月3日、具体的な斎田の場所を、栃木県と京都府のJA中央会に推薦依頼していた。

 今後は天候状況に応じて、収穫の儀式「斎田抜穂(さいでんぬきほ)の儀」の日程が決まる。抜穂の儀をめぐっては、平成時は、主基地方に選ばれた大分県の知事らが儀式に出席したことが政教分離を定めた憲法に違反するとして訴訟が提起され、最高裁まで争われたが棄却された。

同庁によると、儀式の参加者は県や農業団体の総代らと定められていて、今後両府県に、参加を求める案内を出すという。