安田琢典
少子化で自動車運転免許の取得人口が減り、若者の車離れが進むご時世にあって、入校者を大幅に増やしている自動車教習所が三重県伊勢市にある。南部自動車学校(加藤光一代表)は「ほめちぎる指導」で、V字回復を遂げた。免許合宿に参加する生徒への「おもてなし」も好評だ。
同校は1962年に設立された。71~74年に生まれた第2次ベビーブーム世代が免許取得の適齢期だったころ、年間2千人ほどが普通車の免許を取得するために入校。それが2009年には1310人にまで落ち込んだが、一転して18年は過去最高となる2573人が入校した。
勢いを盛り返したきっかけは指導方針を転換させたことだった。「厳しくて、怒鳴られて、しかられる場所」。おおかたの人が抱く教習所へのイメージを覆そうと、13年2月から「ほめちぎる教習所」を旗印に掲げた。
「今のやり方でいいんだよ」。生徒が教習中に大きなミスをした場合、従来ならしかり飛ばしていた場面でも、まずはほめる。そして少し間を置いてから「でもね……」。ミスの原因を易しい言葉で伝えるように改めた。
57人いる指導員は全員、一般…
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