[PR]

 大津市で5月、散歩中の保育園児らが車同士の衝突に巻き込まれて死傷した事故を受け、香川県観音寺市は、園児の散歩の際に保育士が着る蛍光色のベストをつくった。市内の保育施設22カ所に贈る。県警と協力し、道路の見通しを良くするなど散歩ルートの改善も図っている。

 ベストは220着を製作。光に反射し、保育士らを目立たせることで、散歩中の事故を防ぐ狙いがある。18日に市役所で交付式があり、同市のくれよん認定こども園の友枝洋規園長(37)に、白川晴司市長がベストを手渡した。友枝園長は「これからも危機管理意識をもって園児に接したい」と感謝していた。

 市は5月から、観音寺署と連携して園児の散歩ルートを点検。このうち、市立大野原保育所の前にある横断歩道に安全対策を施した。

 以前は横断歩道の先が歩道ではなく、植栽になっていた。市などは横断歩道の位置をずらして歩道同士をつなぐようにし、1・5メートルの高さがあった植栽を刈り込んで半分ほどに低くして、車から歩道の園児らが見えるようにした。署の本田茂交通課長は「道路の対策だけで事故はなくならない。ドライバーは前をしっかり見て」と呼びかけた。(平岡春人)