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 外国出身者が安心して医療や健診を受けられるようにと、公益財団法人ひろしま国際センター(広島市中区)は今月から、福山市など広島県東部地域でも医療通訳ボランティアの派遣を始めた。

 新たに派遣対象となるのは福山、三原、尾道、府中の4市と、世羅、神石高原の2町。

 センターは昨年11月から広島市で医療通訳ボランティアの派遣を開始。4月から廿日市市も加わった。利用には医療・保健機関の事前登録が必要で、外国出身者個人では利用を申し込めない。今年8月までに派遣受け入れを事前登録したのは計14機関。派遣実績は52件という。25日現在、福山市ではセントラル病院など2機関が登録している。

 通訳する言語は、英語や中国語、ベトナム語、タガログ語、スペイン語。9月からはポルトガル語も追加された。受け付けや診察、検査、会計の説明、薬の服用方法などを通訳する。

 通訳は、医療・保健用語を正確に訳して秘密を守る必要もある。約20時間の養成研修などを経て考査に合格した約80人が登録されている。

 要望があれば派遣地域を拡大していく方針という。

 センターは「日本語に習熟していない方にも安心して医療・健診などのサービスを受けてもらいたい。趣旨に賛同される方は研修を受けて登録してください」と通訳の担い手を募っている。

 10月12日にも福山市役所で医療通訳ボランティアの養成研修を開く。対象は英語や中国語、ベトナム語、タガログ語、ポルトガル語。各言語3人程度を募集する。受講料は無料だが、2次研修に進んだ場合、テキスト代3500円(税別)が必要。締め切りは9月27日。

 問い合わせは同センター(082・541・3777)へ。(佐藤英法)