オーストリアを公式訪問中の秋篠宮家の佳子さまは17、18の両日、ウィーンで日本とオーストリアの国交樹立150周年を記念する行事に出席した。17日の記念レセプションで、オーストリアの国会議員らを前に、両国の交流促進に敬意を表し、友好継続を願うおことばを述べた。

 佳子さまは「長年にわたり、音楽を志す多くの日本人が、オーストリアで学んできた」などと芸術交流に言及。今回、ウィーン少年合唱団やウィーン大学、日本人学校などを訪ねており、「日本とオーストリアの絆を大事に考える方々とお話しできたのは、本当にうれしいことだった」と述べた。

 18日には、世界遺産のシェーンブルン宮殿を訪れ、ガイドの案内で宮殿内を回った。敷地内の庭園群の一角にある日本庭園の改修お披露目式に出席した。

 この庭園は100年以上前に造られたが、手入れがされない時期が長期間続いた。1997年に専門家の調査で日本庭園であることがわかり、大規模修復で復活した。今回は国交樹立150周年を機に、竹垣などが改修された。費用は国土交通省の「海外日本庭園再生プロジェクト」の予算に加え、日本と縁がある地元の富豪からの寄付でまかなわれた。

 佳子さまは今回が初めての公式海外訪問。19日までオーストリアに滞在した後、もう一つの訪問国ハンガリーに向かう。(ウィーン=吉武祐)