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 2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される、日本英語検定協会による新型英検「S―CBT」のネット予約が18日、始まった。多くの受験生にとって最初の手続きとなる。英語民間試験の活用をめぐり、多くの課題が指摘される中でのスタートとなった。

 午後4時半、英検協会のサイトの「S―CBT」の表示が、グレーから赤色に変わった。クリックすると、名前や連絡先などを書き込む申し込み画面が表れた。受験を希望する現在の高校2年生は個人でこのサイトから申し込む。

 20年度に始まる大学入試改革では、英語の民間試験の活用が大きな目玉だ。大学入試センター試験の「読む・聞く」の試験のほかに、「話す・書く」を加えた4技能を測るため、大学入試センターが英検など7種類の試験を認定した。

 民間試験は、原則として受験生が高校3年の4~12月に2回まで受けた成績が出願先の大学に提供され、合否判定に活用される。

 英検協会は、従来の英検とは異なる新型を用意。全国的に普及しているベネッセコーポレーションの「GTEC」とともに、受験生が集中すると予想されている。

 来年4~7月に実施されるS―CBTの第1回試験では、受験生は10月7日までに申請し、予約金3千円を納める。残りの費用(3級2800円~準1級6800円)は来年2月の「本申込」で支払う。来年8~11月にある第2回試験の予約は来年1月に始まる。

 民間試験をめぐっては、受験生の住む地域や家庭の経済状況などによって受験機会に格差が生じることなどが問題になっている。英検についても、受験しない場合に予約金が返金されず、反発が広がっていた。協会は予約開始前日の17日深夜になって、予約金の一部の返金に応じると発表。ただ、具体的な手続きは10月1日をめどに公表するとしている。(宮崎亮、増谷文生)