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 植物の上にすむダニの一種の卵は、捕食者に触れられるのを感じ取って孵化(ふか)を止めることが、京都大のチームの研究でわかった。生まれたての幼虫がもっとも食べられる危険性が高いため、頑丈な卵のままで捕食者をやり過ごし、安全になるまで待つ狙いだ。

 このダニは、ケナガカブリダニという種で、多くの作物を食害するハダニを食べる益虫。メスの成虫は体長約0・5ミリ、卵は同0・2ミリで、1回の産卵で1個を葉に産み付ける。メスは餌が不足すると、幼虫を共食いすることがあるが、卵を食べようとしても歯が立たず、大抵失敗する。

 京大の矢野修一助教(行動生態学)らは、孵化直前の卵数十個を細い筆で触って、大きなダニが卵を狙う状態を再現。何もしない卵は、時間の経過とともに孵化する割合が増えていくが、触っている卵はほとんど孵化しなかった。触るのを止めると、通常の卵と同じように孵化を再開した。

 また、90分以上、断続的に触り続けると、卵は孵化した。矢野さんは「こらえ続けるのも限界があるのだろう」と話す。

 触れずに上下方向を変えたり、…

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