[PR]

 顔に絵や文字を転写する「タトゥーシール」や、絵を描く「フェースペイント」。ハロウィーンやスポーツ観戦の時に手軽に楽しめる一方、肌がかゆくなったり、傷ができてシミが残ったりするなど、子どもや若者を中心に肌トラブルが起きている。ラグビーワールドカップなどで使用が増えるとみられることから、消費者庁などが18日、注意を呼びかけた。

 同庁によると、2013年から今月18日までに事故情報は6件寄せられている。いずれも肌がかゆくなったり、赤くなったりする皮膚障害で、2件は治療に1カ月以上かかった。

 ほおに100円ショップで買ったハロウィーンの絵柄のタトゥーシールを貼った幼稚園児は、約3時間後にはがそうとしたが、ベビーローションや化粧落とし用のクレンジングローションなどを使ってもはがせなかった。翌日、綿棒でこすり取るようにしてはがしたが、かさぶたになり、シミのような痕が残ったという。

 インターネット上で販売されているタトゥーシール11銘柄、フェースペイント9銘柄について国民生活センターが調べたところ、4銘柄で化粧品への配合が認められていない化学物質「ホルムアルデヒド」が検出された。すぐに障害を起こす濃度ではないが、長時間使ったり、繰り返し使ったりすることで、皮膚炎などを起こすおそれがあるという。使用方法や注意などの日本語表示がないのは12銘柄だった。

 同庁によると、子どもの皮膚は大人に比べて表皮が薄く、皮膚障害が起こる可能性があるため、より注意が必要だという。担当者は「使用方法やはがし方、対象年齢などをよく読み、事前に腕などでテストしてから使ってほしい」と話している。(野村杏実)