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 台風15号の深い爪痕が残るなか、千葉県君津市議選が22日に投開票される。被災者への配慮から、候補者が選挙運動を一部自粛する異例の選挙戦になっている。停電や断水が続く期日前投票所もある。

「当落よりも復旧」

 「選挙カーに乗ったのは15日の告示日だけ。『選挙戦を自粛します』と地元に伝えて回った」。道をふさぐ枝葉などの除去作業を続けている現職候補の一人は、こう話す。選挙カーにはほうきや熊手。「実績や今後の政策を訴えたいのはやまやまだが、全市被災の厳しい状況下では復旧支援が最優先」。20日も午前から、市内を流れる小糸川右岸のジョギングコースの清掃をするなどした。

 9日に直撃した台風15号で、君津市では約600カ所で倒木や土砂崩れが起きた。市議選のポスター掲示場は計205カ所のうち85カ所が破損し、市選管は告示日の夜までに何とか修復。19日午前8時半時点で約2300戸が断水し、20日午前10時の段階でも約1700戸が停電している。

 ほとんどの市議が告示の2日前…

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