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 香川県議会は19日、子どもたちがインターネットやゲームに依存するのを防ぐため、「県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)」の制定に向けて話し合う委員会の初会合を開いた。ネットやゲームの依存症対策に特化した都道府県条例は全国に例がなく、来年4月の施行をめざす。

 ネットやゲームへの依存は、世界的に問題となっている。世界保健機関(WHO)は5月、オンラインゲームなどに依存して生活に問題が生じている状態を「ゲーム障害」として、新疾病に認定した。

 会合で県の担当者は、県内の子どもたちがスマートフォンなどを利用する時間は増える傾向にあると報告。この影響で、「勉強に集中できない」「寝不足」といった悩みを持つ割合も増えているとした。

 委員会は今後、医療や教育の専門家も交え、年末までに条例の素案をまとめ、年末年始にパブリックコメントを実施。来年2月定例会に条例案を議員提案し、4月1日の施行をめざす。議会事務局の8月の調査によると、同様の条例を制定したり、予定したりする都道府県はないという。

 初会合後、大山一郎委員長は「ギャンブルやアルコール依存などと同じように国レベルで法制化する必要があるが、議論が進んでいない。現場の我々としては、ネットやゲーム依存が相当進んでいると肌で感じており、法制化を待っていられない」と話した。(大野正智)