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 北海道根室市の納沙布岬沖でサンマ棒受け網漁船「第65慶栄丸」(29トン)が転覆した事故で、第1管区海上保安本部は19日、慶栄丸の船内を捜索したが、行方不明の乗組員7人は見つからなかったと発表した。転覆で海に投げ出された可能性が高いとみられる。

 船内の操舵(そうだ)室からは18日、心肺停止の男性1人が見つかった。19日は海保が船内を捜索したが、乗組員は発見できなかった。海保は7人が横波を受けた船を立て直そうと甲板などに出た時に転覆し、海に投げ出されたとみている。

 海保は同日で船内捜索を打ち切り、慶栄丸は巡視船で根室市の花咲港へ運ぶ。男性は別の巡視船に収容し、20日に同港へ着く予定という。慶栄丸が所属する大樹町の大樹漁協には19日、国の運輸安全委員会の船舶事故調査官2人が調査に入った。約1時間にわたり、事故当時のやりとりや船の基本データなどの聞き取りを行った。