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 認知症の薬について、減量や中止も含めてより慎重な扱いをしようという動きが出ている。根本的に認知症を治す薬はまだなく、効いているかはっきりしないのに、「いつやめたらいいかわからない」と薬を使い続けるケースが多いと指摘されてきた。21日は、認知症への理解を進め、安心して暮らせる社会づくりや支援を考える「世界アルツハイマーデー」。

 私立の精神科病院を中心につくる日本精神科病院協会は今春、重度のアルツハイマー型認知症患者を対象に抗認知症薬の適正使用手順書を作成した。不整脈や嘔吐(おうと)、腎機能の悪化といった副作用が重い場合は家族に十分説明しつつ薬を減量・中止するほか、重い副作用がなくても寝たきり状態など症状が進み、効果が疑わしい場合にも減量・中止を検討するとした。

 中止後に症状が悪化した場合は、効果があったとみて慎重に再開を検討する。担当した大垣病院(岐阜県大垣市)の田口真源(まさもと)院長は「減量や中止を決めるための科学的な判断基準はまだなく、手順書は提言。『いつまで使えばいいのか』と悩む医師は多く、参考にしてもらいたい」と話す。

 厚生労働省の高齢者向け医薬品…

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