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 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領の側近、曺国(チョグク)法相の不正疑惑をめぐる報道が過熱した9月初め、文政権寄りの有力紙「ハンギョレ新聞」の若手記者31人が編集局長の辞任を求める騒動があった。疑惑の追及が生ぬるく原稿のトーンが緩められたというのが理由だった。記者の反乱だと話題になった。

 「ジャーナリズムの価値を失った」。ネットで出回った激烈な声明文の末尾には知り合いの20代の女性記者の実名が記されていた。後日、心配して連絡すると「大丈夫ですよ」と明るい返事が返ってきた。局長と記者が公開討論会を開き、約3時間腹を割って議論を交わしたという。同紙は曺氏に厳しい記事も掲載するようになった。

 ある保守系の主要紙でも約3年前に朴槿恵(パククネ)前大統領のスキャンダルが表面化した際、朴氏をかばう社論に若手記者が抗議する造反劇があったと最近聞いた。やはり処分者は出ず、論調に影響を与えたという。

 韓国の記者たちも認めているが…

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