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 24日から米ニューヨークで始まる国連総会の一般討論演説に出席予定のイランのロハニ大統領やザリフ外相らに対し、米国の入国ビザが発給されたことがわかった。イラン国連代表部の広報官が19日、取材に明らかにした。サウジアラビアの石油施設への攻撃を巡って両国間の緊張が高まるなか、ビザ発給の遅れが懸念されていた。

 ビザは18日時点でもまだ発給されておらず、ロハニ師やザリフ氏らイランからの代表団が総会を欠席する可能性が出ていた。国連のグテーレス事務総長も同日の会見で「問題を解決するためにホスト国(米国)と連絡を取っている」と懸念を表明していた。

 米国は国連との合意のもと、外交官に国連本部への出入りを許可するビザの発給義務を負っている。だが、ザリフ氏が7月に国連本部を訪問した際、ビザの発給条件として厳しい移動制限が課せられたことが問題になっていた。

 米国とイランの対立は激しさを増しており、一時は可能性が取りざたされていた国連総会期間中のトランプ大統領とロハニ師の首脳会談についても、実現は難しい情勢になっている。(ニューヨーク=藤原学思)