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患者を生きる・眠る「認知症の介護」(2)

 神奈川県の女性(59)は2017年4月、九州の大学に入学した長男(21)の様子を見に行った。旅行から戻ると、父(当時84)の姿が見えない。アルツハイマー型認知症の母(86)に尋ねると、「具合が悪くて寝ている」と答えた。

 部屋へ行くと、父はベッドに横たわり、顔は黄色くなっていた。40度近い熱があった。女性は慌てて水枕とタオルで体を冷やした。徹夜で看病し、翌日病院に連れていった。

 父は十二指腸乳頭部がんと診断…

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