シリーズ:眠る
認知症カフェが安らぎに 介護の悩みを打ち明ける
出河雅彦
患者を生きる・眠る「認知症の介護」(4)
神奈川県でアルツハイマー型認知症の母(86)を介護する女性(59)は、ストレスと不眠に苦しんだ。だが、家族以外の友人や知人にも悩みを打ち明けることで、精神的な負担を少しずつ軽くすることができた。
2013年からは、地元の女性コーラスグループに参加した。父の死後、母の介護にかかる時間が増え、週1回の練習への参加が難しくなった。それでも、練習の様子がスマホに送られてきた。20人余りの仲間の姿や歌声に癒やされる思いがした。
小学校以来の幼なじみ3人は…