タクシー運賃値上げ、急な方向転換 消費者は助かるけど

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大平要 田中美保
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 全国のタクシー運賃が、消費増税に合わせて10月1日から一斉に値上がりする。国土交通省が認めたためだが、増税分を上回る値上げの申請については認可を見送った。当初は認可するはずだった方針を、増税後の景気への悪影響を心配する安倍政権の意向をくんで急に変えた。業界には困惑が広がっている。

 初乗り運賃はおおむね10円値上がりする。東京都心部は420円(距離1・052キロ)、大阪市は690円(2キロ)、福岡市は690円(1・6キロ)になる。札幌市名古屋市は据え置くが、初乗り距離を短くする形で実質値上げする。

 タクシー運賃の改定は地域ごとに申請・認可するしくみだ。全国99地域のうち25都道府県の48地域は、今春ごろまでに増税分とともに1~2割ほどの税抜き運賃部分の値上げも申請した。人手不足となっている運転手の待遇改善などに充てるためで、国交省も当初は認める方針だった。

 だが、経済産業省内閣府などから「消費税を上げるタイミングと同じになると、景気への影響が懸念される」などの意見が寄せられ、見送りを決めた。10月からの運賃改定の公示期限となる8月30日に、継続審査になった。

 利用者にとっては負担が和ら…

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