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 仙台市宮城野区の市立中学校で、生徒に配った漢字プリントの模範解答用紙の裏に、いじめの被害者と加害者計23人の名前などが印刷されていたと、仙台市教育委員会が20日に発表した。2年生1人に誤って配っており、市教委は記者会見して謝罪した。

 市教委によると、印刷されていたのは、2018年度に同校の1年生の間であった6件のいじめの情報。被害生徒6人と加害生徒17人の名前と性別、いじめの内容や経過などがあった。同校で6月にあったいじめ対策会議で使われた資料と同じ内容だった。印刷時に、再利用する裏紙を入れる箱に何らかのミスで混入したとみられる。市は個人情報を印刷した紙の再利用を禁じており、市教委は「詳しい経緯は不明」としている。

 プリントは裏紙を使い、2年生の3クラス、計81人に5~6日に配られた。1人の保護者が、いじめの情報が書かれていると13日に学校に伝え、ミスが発覚。学校が回収し、いじめの情報が書かれているものはほかに見つからなかったが、9枚は廃棄されていた。同校は19日までに2年生の生徒と保護者に謝罪した。

 市教委の杉山勝真・学校教育部長は「重く受け止めている。関係生徒や保護者へおわびする」と陳謝。生徒、保護者への配布物には裏紙を使わないことや、裏面を使う用紙は1枚ずつ個人情報などの記載がないかを確認し、確認した印をつけるなど、裏紙の取り扱い手順を再確認させ、再発防止に努めるという。(山本逸生)