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 静岡県立総合病院(静岡市葵区北安東4丁目)で肺がん治療を受けた70代男性が担当医らの過失により死亡したとして、約5100万円の損害賠償を求めた訴訟で、静岡地裁(小池あゆみ裁判長)は19日、同病院を運営する県立病院機構に約1100万円の支払いを命じる判決を出した。

 判決によると、男性は2009年12月に手術を受け、10年1月から抗がん剤治療を受けていた。入院中の同年5月、肺炎による急性呼吸不全と嘔吐(おうと)物の誤嚥(ごえん)による窒息で死亡した。

 判決は男性の状態が悪化した時点で、人工呼吸器をつけるなどの処置をしていれば、死亡を避けられた可能性が高かったと認定した。

 同機構の田中一成理事長は「判決の内容を検討した上で、適切に対応したい」とコメントしている。(宮川純一)