荒海謙一
新潟県魚沼市から尾瀬に向かうルートの一つである「奥只見シルバーライン(県道50号)」。もともとは奥只見ダム(新潟、福島県境)の建設資材を運ぶために造られた道路で、全長22キロのうち18キロを19のトンネルがつなぐ。開通から62年。ふだんは途中下車できないトンネル内の見学会に同行した。
見学会は、魚沼市内の活性化に取り組む「尾瀬ルート活性化委員会」が企画し、18日夜にあった。長いトンネルには「怖い」といった声もあるが、会長の星雅彦さん(60)は「正しく評価してもらい、尾瀬ルートの魅力にしていきたい」と狙いを話す。
シルバーラインは、ダム資材の輸送専用道路として1957年に開通し、今は県道として一般車両でも通行できる。トンネル内の照明をナトリウム灯からLEDに切り替えるなど、今も改修が続く。岩肌がむき出しになったトンネル内部の一部の壁面や、両側から掘り進めたことで道路がずれた跡など、工事当時の名残をとどめている。
「当時は現代のような大型掘削…
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朝日新聞新潟総局