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 ドドドドドドド――。数体の土偶が迫ってくるチラシに、群馬県立歴史博物館(高崎市綿貫町)の意気込みが表れている。現在の東吾妻町(当時は旧岩島村)で1941年に出土し、東京国立博物館が預かる国指定重要文化財「ハート形土偶」が65年ぶりに群馬へ里帰りするからだ。その美しさから、ハート形の顔をした土偶の中でもスター格とされ、10月の開館40周年に合わせた通算100回目の企画展の目玉となる。企画展は今月28日から。

 ハート形土偶は現在のJR吾妻線郷原駅(東吾妻町郷原)近くで、道路工事中に偶然見つかった。人の顔を眉毛周辺からデフォルメしたようなハート形が特徴で、高さは約30センチ。この形状の土偶としては全国初の発見で、その後、東北、関東各地や滋賀県などで見つかった。ざっと4500年ほど前の縄文時代後期に福島県阿武隈地域周辺で誕生したと考えられている。これらの土偶は、縄文土器に芸術性を見いだした芸術家の岡本太郎(1911~96)が制作した、70年大阪万博の「太陽の塔」に影響を与えたとも言われる。

 中でも最初に見つかったハート形土偶は造形美の観点から最高峰とされ、企画展を担当した同館学芸係の石田典子主幹は「美しさ、文様の繊細さ、均整のとれた形と、誰もが認めるハート形土偶のスーパースター」と話す。

 発見から13年後の54年5月…

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