[PR]

 原発事故で多くの人の日常が奪われても、司法は東京電力の旧経営陣3人を全員無罪とした。その責任は問えないのか。

 「納得いかない。別に牢屋に入ってほしいわけじゃないけど、あれだけの事故の責任を誰も取らないというのはおかしい」

 東京電力福島第一原発事故をめぐる強制起訴裁判。原発から10キロ圏の富岡町から大阪市平野区に移った望月秀香さん(48)は、旧経営陣の被告3人をいずれも無罪とした判決にやりきれない思いを抱える。

 事故後の1カ月、避難所や親類宅を転々とし、大阪市の市営住宅に入居した。5年前、賠償金で一戸建て住宅を買い、夫(48)と高校1年の娘(16)と暮らす。中学校の給食室でパートとして働き、夫は震災前と同じ長距離トラックの運転手。富岡町の自宅は3年前に解体し、一家の人生は一変した。住民票も大阪に移そうかと考えるが、「娘から富岡の記憶がなくなってしまうのが心配で、まだ決心がつかない」と話す。

 東電は事故前、原発の安全性を強調し続けてきた。判決は「事故の結果は重大で取り返しのつかないもの」としながらも、10メートルの敷地を超える大津波は予見できなかったと判断した。さらに、「極めて高度な安全対策」までは求められていなかったとも指摘し、刑事責任を問わなかった。

 裁判で争点の一つになったのは…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら