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 京都市右京区にある妙心寺の塔頭(たっちゅう)で、沙羅双樹の寺として知られる東林院が10月、恒例の夜間特別拝観「梵燈(ぼんとう)のあかりに親しむ会」を開く。約800個のろうそくを使い、やわらかな光で夜の庭を彩る。

 梵燈は、1997年に本堂を全面改修した際、西川玄房住職(80)が自ら窯元で粘土をこねて作った円筒形の照明器具。期間中は約70個の梵燈をはじめ、平成と令和にちなんで「平和」の文字を記したあんどんなど、ろうそくをともした様々なあかりを境内に配置する。

 例年、ろうそくを庭に並べて禅にまつわる言葉を描き出していたが、今年は江戸時代の禅僧・仙厓が墨画に残した図形「○△□」を表現する。西川住職は「秋の夜長に、“京都で一番暗いライトアップ”とも言われる幻想的な雰囲気を楽しんで」と話す。

 特別拝観は10月11~20日の午後6~9時(受け付けは8時半まで)、500円。問い合わせは東林院(075・463・1334)へ。(佐藤美千代)