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(21日、ラグビーW杯 オーストラリア39-21フィジー)

 序盤にペースをつかんだのはフィジーだった。

 選手の多くは7人制ラグビー出身。7人制は国技とも言われ、2016年リオデジャネイロ五輪で同国史上初の金メダルを獲得した。そのスタイルは、奔放なパス回しが売りだった以前から進化している。組織的な防御、恵まれた体格を生かして相手をなぎ倒す突破。リオで取材した際の、他を圧倒した強さは目に焼き付いている。

 豪州戦で見せた力強い攻め手と低いタックルは、3年前の姿を思い起こさせた。後半10分過ぎから体力が切れ、反則を重ねて逆転を許したが、強豪を相手に臆せず仕掛ける姿は何度も札幌のファンを沸かせた。リオ五輪の金メダリストでもあるロック、ナカラワの表情は暗くない。「自分たちで未来を変えられるし、まだ1次リーグ突破のチャンスはある」。7人制で得た自信を残る3試合でもぶつける。(河野正樹